りそな銀行カードローンは利用目的の制限がなく、利用限度額の範囲で自由に借り入れできる便利な都市銀行のカードローンです。
銀行カードローンは、消費者金融のカードローンと比較して審査が厳しいといわれています。
理由としては、他社よりも低金利カードローンであるからです。
基本的に貸し付け条件は金利が低ければ低いほど好条件であるため、金利が低い分当然審査は厳しくなると予想されます。
この記事ではりそな銀行カードローンの審査基準や審査に要する日数、審査に通るためのポイントなどを紹介します。
この記事でわかること
- りそな銀行カードローンの審査基準はやや厳しい
- りそな銀行カードローンの審査に要する日数は1週間以上
- 利用申し込みの中で仮審査と本審査を受ける
- 在籍確認は必ず実施される
りそな銀行カードローンの審査の流れ|仮審査と本審査が行われる
りそな銀行カードローンの審査は、仮審査と本審査の2段階があります。
仮審査は氏名や住所など所定の情報を申告した後に実施されるもので、申込時の情報をもとに実施する審査です。
仮審査に通過すると、融資の可否を決定する本審査に移ります。
本審査では本人確認書類や収入証明書類を提出して、最終的な審査が実施されます。
本審査に通過後、契約手続きを済ませば、カードローンの利用を開始できます。
借り入れする時に利用するローン用カードは、りそな銀行のキャッシュカードをそのまま利用できます。
りそな銀行カードローンの審査にかかる日数は1週間以内
りそな銀行カードローンの審査にかかる日数は、1週間以内とされています。
Q.カードローンの審査にはどのくらいの時間がかかりますか?
引用元:りそな銀行 よくある質問
A.審査の状況等により異なりますが、1週間以内でご回答を差し上げております。
銀行カードローンは即日審査を行う消費者金融と比べて、審査時間が長い傾向にあります。
りそな銀行カードローンは、審査時間がかかる銀行カードローンの中でも審査に時間がかかります。
銀行カードローン別に見る、審査結果が出るまでの時間は以下の通りです。
銀行カードローン名 | 審査結果が出るまでの時間 |
---|---|
楽天銀行スーパーローン | 最短翌日 |
三菱UFJ銀行バンクイック | 最短翌日 |
三井住友銀行カードロ-ン | 最短翌日 |
りそな銀行カードローン | 1週間以内 |
もし急ぎで融資を受けたい場合は、りそな銀行カードローンではなく他の金融機関を利用することをおすすめします。
りそな銀行カードローンの審査基準|他社と比べてやや厳しい
りそな銀行カードローンの審査基準は他社と比較して、やや厳しいと考えられます。
りそな銀行カードローン利用条件については公開されているものの、審査基準については公式の情報はありません。
しかし借入金利が年3.5~13.5%であること及び保証会社の会社の顔ぶれを考えると、審査基準は厳しめであると考えられます。
保証会社が消費者金融ではない
りそな銀行カードローンの保証会社は以下の3社で、いずれも消費者金融ではありません。
- りそなカード株式会社
- オリックス・クレジット株式会社
- 株式会社オリエントコーポレーション
銀行によっては、申込者の審査を消費者金融業者に依頼する場合がありますが、りそな銀行の場合は消費者金融業者でなく別の保証会社を利用します。
一般的に、消費者金融業者以外の会社の方が審査の基準が厳しい傾向にあります。
りそな銀行カードローンの場合は、保証会社がすべて信販会社であるという点から審査基準は厳しめであると考えられます。
りそな銀行カードローンの審査に通るために最低限必要な条件
りそな銀行カードローンの審査に通るためには、以下の2つが最低限必要な条件となります。
- 事前に申込条件を満たしているか確認する
- 申込内容を正確に記載する
カードローンの申し込みをする前に対応できるものがあるなら、審査を少しでも有利に受けられるようにするために実践しておきましょう。
事前に条件を満たしているか確認する
りそな銀行カードローンの申し込みをする前に、申込条件を満たしているか確認しておきましょう。
りそな銀行カードローンを利用できる申込条件は、以下の通りです。
- 申込時の年齢が満20歳以上66歳未満
- 継続安定した収入がある
- 保証会社の保証が受けられる
年齢要件は明確に定められている為、上記の申込条件を満たしていない人は他の金融機関のローンを利用しましょう。
また、年齢要件を満たしていても学生の方は利用できません。
継続して一定額の収入を得ていることが要件であるため、専業主婦や無職の方は審査に通らない可能性が高いです。
さらに、りそな銀行が提携する保証会社の保証が受けられることも必須条件です。
りそな銀行カードローンの保証会社は、以下の通りです。
- りそなカード株式会社
- オリックス・クレジット株式会社
- 株式会社オリエントコーポレーション
申込内容を正確に記載する
申し込みをする際には、申込内容を正確に記載することが重要です。
申込内容に誤りがある場合や虚偽の申し込みをしていると認定されれば、審査時間が大幅に長くなってしまう可能性があります。
特に以下の項目については、誤りのないようにしっかりと確認して記載しましょう。
- 収入額
- 他社からの借入金額
収入額は、収入証明書との照合が必ず実施されます。
他社からの借入金額は、指定信用情報機関が管理する信用情報に正確に記録されています。
収入額を多めに申告したり他社からの借入額を少なく申告したりすると、逆に審査に通らなくなる可能性が高くなります。
審査に通りたいからといって虚偽の申告をするのではなく、正直に記載しましょう。
公式サイトの「借入10秒診断」を活用する
りそな銀行の公式サイトには「借入10秒診断」といったツールがあり、以下4項目の入力を所定フォームに行うだけで借入限度額の結果が得られます。
- 年齢
- 年収額
- 借入希望額
- 他社借入金額
「借入10秒診断」で得られた結果は簡易なものであるため、実際に申し込みをしたときと異なる結果が得られることもあります。
「借入10秒診断」の結果はあくまで参考として捉えて、申込前に試してみましょう。
りそな銀行カードローンの審査落ちしやすい人の特徴
りそな銀行カードローンの審査に落ちやすい人は、以下のような人が当てはまります。
- 収入が安定していない
- 信用情報上のトラブルがある
- 短期間で複数の金融業者に借入申込実績がある
以下、それぞれの項目について解説をします。
収入が安定していない
りそな銀行カードローンの場合、申込条件に明記されている通り継続して安定した収入がないと審査に通りません。
パートやアルバイトでも、継続した安定収入を得ている人の場合はりそな銀行カードローンの審査に通る可能性はあります。
参照元:よくあるご質問
例えばアルバイトで収入が安定しており、年齢条件の20歳以上であったとしても、学生の立場の方はりそな銀行カードローンの利用はできません。
学生の方で借り入れを受けたい方は別の業者の利用を検討しましょう。
信用情報上のトラブルがある
りそな銀行カードローンに限らず、信用情報における返済遅延などの履歴がある方は審査に通る可能性は低くなります。
信用情報とはクレジットカードや各種ローンの利用に関する情報のことで、個人の取引事実の客観的な情報です。
法律で認定されている信用情報機関がすべての信用情報を管理・記録しており、りそな銀行をはじめ金融機関や消費者金融業者は信用情報機関に情報の請求ができます。
りそな銀行カードローンの審査において照会される信用情報機関は、全国銀行個人信用情報センターです。
全国銀行個人信用情報センターは全国の銀行の多くが加盟しており、個人の信用情報を各金融機関に提供しています。
全国銀行個人信用情報センターが提供する情報は、個人の取引事実のすべてを網羅しています。
カードローンへ申し込みする際に、過去の取引履歴の申告などで虚偽の内容を記載しても必ずばれてしまいます。
特に過去に返済遅延の実績や債務整理の処理をしたことがある方は、審査に通らない可能性が非常に高くなります。
他社からの借入履歴や現在の負債残高についても漏れなく照会を受けるため、虚偽の申告をしても必ず発覚します。
短期間で複数の業者に申し込みをする
りそな銀行カードローンの申し込みをする直前に、複数の金融業者に短期間で申し込みをした場合も、審査に通らない可能性が高いです。
信用情報の照会には、他社への申し込み履歴も含まれます。
短期間に複数の業者へ借り入れの申し込みをしている人は、日々の生活における資金繰りに苦しんでいると判断される傾向があります。
例えば、家計が苦しくてすぐにでも借り入れを受けるために短期間で複数の業者に借入申し込みをするのは逆効果です。
短期間で複数の申し込みをするのを避ける必要がありますが、もしすでに申し込みをしてしまった場合は半年間は申し込みを避けましょう。
他にもりそな銀行カードローン以外の金融業者から借り入れを受けている場合は、できる限り返済をしておけば、審査に通りやすくなります。
他社からの借入金額が多いと審査に通らない可能性が高くなるため、できるだけ整理しておきましょう。
複数の業者から借り入れを受けている場合は、残債が少ないところから優先的に返済をして、借り入れしている会社の数を減らしておきましょう。
りそな銀行カードローンの申込手順|仮審査と本審査を受ける
りそな銀行カードローンの申し込み手順は以下の通りです。
- 利用申し込み(Web・郵送・FAX・電話)
- 仮審査の結果を受け取る
- 必要書類提出
- 本審査の結果を受け取る
- 利用開始
申し込みの中で、仮審査と本審査が実施されます。
申込方法はWeb・郵送・FAX・電話の4通り|審査に必要な情報を提供する
りそな銀行カードローンを申し込む方法は、Web・郵送・FAX・電話の4通りの用意があります。
いずれも店頭に行く必要がないため、手軽に申し込みができます。
Webの場合は24時間いつでも申込手続きを開始できるため、時間と場所を問わず便利に活用できます。
電話で申込用紙を取り寄せ郵送で手続きをする方法もあるため、Webでの申し込みが苦手という方は活用しましょう。
申し込みの際に記載する内容は、以下の通りです。
- 住所
- 氏名
- 年齢
- 電話番号
- メールアドレス
- 勤務先
- 勤続年数
- 年収
- 他社からの借入実績
申込後に行われる仮審査の判断資料となるため、間違いなく正確に記載しましょう。
仮審査の結果を受け取る
必要事項を記載して提出したら、仮審査の結果を待ちます。
仮審査の結果は、申し込みの際に連絡したメールアドレス宛に送信されます。
メールアドレスを持っていない方は、電話で仮審査の結果を聞くことになります。
メールで仮審査の結果を受け取った場合は、次の手続きに必要な書類の説明も同じメールに記載されています。
りそな銀行預金口座がありアプリで申し込みした場合は仮審査は行われない
すでにりそな銀行の普通預金口座を持っていて、かつりそな銀行の専用アプリからカードローンの申し込みをすれば仮審査が不要になります。
りそな銀行の口座を持っている人は住所や氏名、連絡先など基本的な情報がすでに銀行側に記録されています。
このため、アプリを自身のりそな銀行の預金口座に連携しておけば、カードローンの申し込みの際に改めて記載する必要がなくなります。
すでにりそな銀行の口座を持っている人にとっては、手続きの手間を省けるという点で大きなメリットといえるでしょう。
必要書類の提出後本審査を受ける
仮審査に通過した後は、必要書類を提出して本審査を受けます。
りそな銀行カードローンの利用申し込みに必要となる書類は、以下の2種類です。
- 本人確認資料
- 収入証明書
本人確認資料に該当する書類とは、以下です。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書(2012年4月以降発行のものに限る)
- パスポート
- 各種健康保険証
- マイナンバーカード
- 在留カード
- 特別永住者証明書
収入証明書に該当する書類とは、以下です。
給与所得者 | 住民税決定通知書(最新分) |
---|---|
給与所得者 | 課税証明書(最新分) |
自営業・確定申告をしている人 | 課税証明書(最新分) |
収入証明書は、借り入れの限度額を50万円以下にしている場合は原則不要です。
審査の内容によっては、本人確認資料と収入証明書に加えて追加で別の資料の提出を求められることがあります。
Webで申し込みをする場合は、必要書類をアップロードして提出できます。
まず、必要書類をデジタルカメラやスマートフォンなどで撮影し、画像データとして保存します。
次に、りそな銀行Web申込画面の途中で出てくる「契約に関係する書類をアップロードしてください」の画面で保存した画像データを指定します。
画面下部にアップロードするデータ名が表示されるため、間違いないか再度確認してから「手続き完了」ボタンを押します。
他の申込方法の場合は、郵送で提出します。
必要書類を提出してから、本審査を受けることになります。
結果は、再度メールか電話で受け取ります。
書類不備などで1週間以上かかることもある
提出書類に不備があるなど確認に時間を要する場合、申し込みから審査が終わるまで2週間以上かかるケースもあります。
参照元:よくある質問
書類不備の例としては、申し込みの際に記載した年収金額と、提出した収入証明書に記載されている年収金額が異なる場合が挙げられます。
年収金額に限らず、申し込みの際の記載内容は正直に記載しましょう。
誤って記載してしまった場合も、虚偽の申し込みをしたとみなされる可能性があります。
正直に記載することはもちろん、提出前に見直して誤っている箇所がないかしっかりと確認しましょう。
在籍確認は必ず行われる|銀行名は名乗らない
りそな銀行カードローンでは、在籍確認は必ず行われます。
在籍確認では申込時に入力した伝えた勤務先に本当に所属しているのかを確認するため、りそな銀行から勤務先へ確認の電話がかかってきます。
りそな銀行が電話を勤務先へかける際は、銀行名ではなく個人名を名乗ってくれます。
そのため、勤務先にカードローンの利用がばれる可能性は低いといえるでしょう。
仮に本人が電話に出られなくても、勤務先に所属していることが分かれば在籍確認は完了します。
りそな銀行カードローンの借入方法|キャッシュカードで利用できる
りそな銀行カードローンの申し込みをして審査に通り手続きが完了したら、借り入れを受けられるようになります。
カードローンの利用には、りそな銀行の預金口座が必要です。
カードローン申し込みの際に口座を持っていない場合は、口座開設の手続きをする必要があります。
りそな銀行カードローンの場合はカードローン専用のカードは存在せず、預金口座のキャッシュカードがローン用カードとして利用できます。
したがってカードローン申し込みの前から預金口座を保有してキャッシュカードも持っている場合は、そのカードが借り入れを受ける際に活用できます。
借入方法|銀行ATM・コンビニATMが利用できる
借り入れを受ける方法は、提携している銀行ATMあるいはコンビニATMから行います。
全国の提携ATMから、借入限度額の範囲内で自由に受け取れます。
2022年6月現在、提携しているATMは以下の通りです。
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 関西みらい銀行
- みなと銀行
- セブンイレブン等のセブン銀行ATM
- ローソンATM
- ファミリーマート等のイーネットATM
ATMが利用できれば、24時間365日借り入れを受けられるため、いざという時にも安心です。
返済方法|毎月5日の自動引き落としが原則
借り入れたお金の返済方法は、原則は毎月5日の自動引き落としです。
りそな銀行の預金口座から、毎月5日に所定の金額が自動で引き落としされます。
借入金残高が多いほど、引き落とし金額も大きくなるように計算されます。
借入残高と毎月の自動引き落としによる返済額
借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|
1万円未満 | 借入残高全額 |
1万円以上~50万円以下 | 1万円 |
50万円超~100万円以下 | 2万円 |
100万円超~200万円以下 | 3万円 |
200万円超~300万円以下 | 4万円 |
300万円超~400万円以下 | 5万円 |
400万円超~500万円以下 | 6万円 |
500万円超~600万円以下 | 7万円 |
600万円超~700万円以下 | 8万円 |
700万円超~800万円以下 | 9万円 |
繰上返済も可能|返済総額が抑えられる
毎月の自動引き落としに加え、任意で繰上返済の手続きをして返済することも可能です。
繰上返済は、以下の3種類の方法で可能です。
- 提携ATMの利用
- 専用アプリ
- マイゲート(りそな銀行の専用マイページ)
繰上返済は必ずしも行う必要はありませんが、余裕のある時は繰上返済を行うことで、利息を含めた返済総額を抑えられます。
まとめ|りそな銀行カードローンの審査は厳しく結果がでるまで時間もかかる
りそな銀行カードローンの審査は、他の金融業者と比較して厳しめであると考えられます。
なぜなら、保証会社がすべて信販会社である点や、借入金利が年3.5~13.5%と低金利であるためです。
他にも審査に要する時間は最低でも7日間と、審査結果がでるまで時間もかかります。
緊急で即日融資あるいは申し込みから翌営業日での融資を受けたい場合は、りそな銀行以外の金融機関を選択することを検討しましょう。